かつらを使い始めると、大切になってくるのがコレ!
日々のお手入れ・メンテナンス!!
これをするのとしないのとでは、かつらの持ち具合に大きく影響します。
では、
一体どういうことをするのか?
と言っても、特別なことをするわけではなく、作業自体は簡単です。
ただ、気を付けないといけないのが、かつらの固定方法によってメンテナンス方法が変わってきます。
詳しく解説していきますので、是非参考になさってみてください(^ω^)
目次
◇ ピン留め式かつらのメンテナンス方法
ではまず、自分で取り外しのできる「ピン留め式かつらのメンテナンス・手入れ方法」から順を追って見ていきましょう(^ω^)
その1 シャンプーはし過ぎない
取り外しのできるピン留め式かつらの場合、ずっと着けっぱなしにするタイプのかつらではないので、シャンプーの頻度は少なめで問題ないです。
んー( ‘ω’ )
4日に1回くらい
で十分ですかね。
汗を掻く時期などは気持ち悪いと思うので、もっと短いスパンでも大丈夫ですが、シャンプーの頻度が多いと毛材のコーティングが取れるのも早まります(^ω^;)
シャンプーの頻度は個人差もあると思うので、そこは自分でベストだと思うタイミングで行ってください。
洗い方としては、
- 洗面器や洗面台に水を貯め、そこにシャンプーを溶かして泡立てる。
- 1~2分程、かつらを浸け置きする。
- 軽くかつらを押し洗い。
もみ洗いやブラシ洗いは毛絡みが起こるのでNG。 - 泡がなくなるまで、水でゆすぐ。
という感じです。
ここで注意しなくてはならいのが、
ゴシゴシ洗うのは絶対NG!!
ということ。
強く洗うとかつらを傷めるので、かつらの寿命を縮める原因になります。
その2 シャンプーは専用のものを使う
かつらを洗うシャンプーは、なるべくかつらメーカーが取り扱っている「かつら専用のシャンプー」を使用してください。
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市販品のシャンプーはかつらに使用することを前提にして作られていないので、含まれる成分がかつらにとって良くなかったりします。
つまり、かつらの寿命を縮めてしまうんですね(^ω^;)
その点、専用のシャンプーはかつら専用のシャンプーは、かつらの持ちがぐっと良くなります。
その3 静電気・摩擦を防ぐコート剤を使う
かつらの毛材が傷む原因のひとつが「静電気」や「摩擦」です。
かつらメーカーでは、この摩擦を軽減するコート剤が売られています。
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これを洗ったかつらにシュッシュと振りかけると、かつらの持ちがぐっと良くなります。
櫛でとかす場合の毛通りも良くなりますし、ドライヤーの熱からも毛材を守ってくれるので、かつらを洗った後(ドライヤーをかける前)に使うのがベストだと思います(^ω^)
特に、静電気が起きやすい寒い時期は、コート剤を使うことをオススメします。
その4 ドライヤーは軽めに
続いては、かつらを洗った後のドライヤーについてです。
温風の場合は、かつらより30cm以上離して軽く乾かします。
完全に乾かす必要はないので、軽くで大丈夫です(^ω^)
ドライヤーでのNG行為は、
かつらに近づけすぎないこと!
それから、
同じ箇所に集中してドライヤーをあてないこと!
かつらは熱に弱いので、過剰にドライヤーをあてると毛材を傷めてしまいます。
あと、ヘアアイロンなどはかつらに使えないので注意してください。
ドライヤーを使わず自然乾燥でも大丈夫なんですが、僕の経験から毛に変な癖がついたり、ゴワゴワしたりすることもあるので、軽めにドライヤーで乾かしたほうが良いと思います。
その5 櫛入れも軽めに
かつらを乾かした後は櫛を入れて、スタイルを整えると思いますが、ここでも注意が必要です。
毛材が一番傷んでしまう原因は、この
櫛入れ
なんですね(^ω^;)
櫛に毛材が引っかかると、その引っかかった部分から早く傷んでいきます。
一度傷んだ毛材は元には戻らないので、強引に櫛で毛材を引っ張ったりせず、優しくとかしてくださいね(^ω^)
その6 ベース(土台)の汚れを取る
毛材が植えられているベース(土台)は、メッシュや人工皮膚で構成されています。
この土台部分(かつらの裏側)を、コットンやティッシュをリムーバーで湿らせて軽く拭き取ります。
この土台部分は頭皮に直に接触する部分なので、皮脂や汗が残ってしまう部分。
そのままにしておくと人工皮膚が脂を吸収してしまうので、土台部分の傷みが早まります。
また、両面テープを貼るフロント部分にはどうしてもテープの接着剤が残ってしまいがちなので、こちらも一緒に丁寧に拭き取ります。
かつらメーカーが専用のリムーバーを販売しているので、そちらを使うとかつらを傷めず、綺麗に接着剤や汚れを取り除くことが出来ますよ(^ω^)
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その7 外したかつらは「カツラ台」に置く
最後に、外したかつらは、かつら台に置くようにしてください。
かつらってそのまま置いておくと、毛材に変な癖が付いてしまったり、潰れて型崩れの原因となったりします。
因みに、僕はこちらを使っています。
ウィッグ 専用 スタンド アデランス AD F ウィッグ セット台 大 吸盤式
◇ 連続装着式かつらのメンテナンス方法
続いては、「連続装着式かつらのメンテナンス方法」です。
連続装着のかつらの場合、ピン留め式のかつらと比べて自分で取り外しが出来ません。
なので、かつらを外してベース(土台)を手入れしたり、かつらだけを洗うという事が出来ないので、基本的にあまりメンテナンス出来ることが少ないんですよね(^ω^;)
ただ、ピン留めかつらのところで説明した以下4点については、連続装着式でも同じです。
- その2 シャンプーは専用のものを使う
- その3 静電気・摩擦を防ぐコート剤を使う
- その4 ドライヤーは軽めに
- その5 櫛入れも軽めに
なお、連続装着式ならではの注意点がありますので、そちらについて説明したいと思います。
その1 ゴシゴシ洗わない
連続装着式のかつらは毎日常に着けっぱなしになるので、どうしても痒みが出たりします。
なので、日常のシャンプーの時に、ついつい地肌を強めに洗いたくなりますw
でもこれ、
絶対NGです!(`・ω・´)
取り外してかつらを休ませることの出来るピン留めタイプと違い、連続装着式のかつらは常にかつらに負担が掛かっている分、寿命がずっと短く傷みやすいんですよね。
そこに加えて、毎日の洗髪でゴシゴシなんてやってたら、かつらにとって致命的です。
強めに洗いたくなっちゃう気持ちは、めっちゃ分かるんですけどねー(^ω^;)
シャンプーは、かつらメーカーで「地毛とかつらを一緒に洗えるタイプのもの」が売っているので、そのような専用のケア商品を使うと良いと思います。
その2 タオルドライもゴシゴシしない
これもシャンプーと同じ理由ですね(^ω^;)
とにかく摩擦や負担は毛材を傷めますので、ゴシゴシせずにタオルで抑えるか、軽く叩く程度にしてくださいね。